なんこうふらくイラスト


現代パロ長州GW企画

伊藤「久坂さん! GWどこ行きます!? 計画立ててくれるって言ってましたよね!」
久坂「今考え中だけど、どんな所がいい? デカ盛り食い放題の旅とかどう?」
伊藤「嫌ですよ! 久坂さんしか楽しくないでしょそれ。高杉さんはどこ行きたいですか?」
高杉「アメリカいきてぇな。」
伊藤「スケールでけえぇぇ! 無理ですよ学生の財布じゃ…! あ、高杉さんの財布は潤ってるかもしんないけど! 俺は無理!」
久坂「まとまらないなぁ、いつもの事だけど。じゃああれやろうか、ダーツの旅。地図に向かってダーツを投げて、突き刺さった場所に赴くアレ。」
伊藤「そうしましょう! ダーツないからチョークで代用しますか。さ、高杉さんどうぞ!」
高杉「よし、どこ当たってもそこで楽しむぞ!!」
伊藤&久坂「おおーっ!」

チョークがヒットしたのは、ちょうど長州高校の学生寮のあたりだった。

久坂「なぜ町内の地図を使ったんだ俊輔…!! ちょっとうっかりさんすぎるんじゃないか!」

学校の周囲数キロが細かくつかめる超地元地図をプルプルふるえながら見つめる久坂。

高杉「仕方ねぇ。今年のGWはずっと寮の中で過ごすぞ! 今から食いもんの調達だ!」
伊藤「え!? いいんですか寮で! やりなおしません!?」
高杉「やり直しがきかんのが人生だ。黙ってチョークに従え。ほら、買出し行くぞ。チョコボール箱買いだ。」
久坂「晋作のお菓子チョイスって小学生レベルなんだな…僕はもう高校生だし、わたパチにしとくよ」
伊藤(どっちもどっち…!!)


GW一日目夜。学生寮高杉の部屋。

高杉「何してやがる伊藤!! ヨッシーが逃げちまっただろうがっ!!」

伊藤は延々スーパーマリオブラザースをプレイ中。観戦する高杉。二人をほったらかしでブログを更新する久坂。

伊藤「今のは仕方なかったですよ! まぁ、またすぐヨッシー出てきますって。」
高杉「さっきのヨッシーが可哀そうだろうがッ! ホイホイ新しいヨッシーに乗り換えんな! 一度乗ったら最後まで連れて行きやがれ!」
伊藤「俺にはそんな男前プレイ無理ですよ~!! じゃあ高杉さん交代しましょう。疲れました。」
高杉「いや、俺はいい。ドラクエの冒険の書が消えていたショックが抜けねぇ。もう今日はゲームする気分になれん。」
久坂「この部屋PS4やwiiまであるのに、なぜ今更スーファミばかりやってるんだろうか僕等は…」
高杉「突発的に懐ゲがやりたくなるのが休日だ。」

伊藤「いやぁ、それにしても意外だったなぁ。高杉さんがパジャマ派だったなんて!もっとラフな格好で寝てるもんだと思ってましたよ、全裸とか。」
久坂「ああ、分かる分かる。確かにね。」
高杉「貴様らは一体俺を何だと思ってるんだ。…まぁいい、それよりもう一日終わったぞ。明日はどうする?」
伊藤「結局今日は丸一日ゲーム三昧でしたもんね。」
久坂「明日もゲーム?」
高杉「それはナシだ。一度やった遊びは次の日からはしねぇ。何か新しい事やるぞ。」
久坂「と言っても室内だし、どうするかなぁ。…ところで晋作、その膝に乗せてるぬいぐるみは何?」
伊藤「あっ! 俺が持ってきたうさこたん…! これがないと眠れないんです。」
久坂「子供だなぁ俊輔は。」
高杉「いや、それが普通に抱き心地がいい。なんとなく傍に置いておきたくなるのも分かる。」
伊藤「でしょ!? そうなんです!ほら久坂さんも抱っこしてみてくださいよ」
久坂「あ、本当だ。ふわふわ。」
高杉「…野郎三人でこのやりとりは寒すぎる! よし、明日は他の奴等も呼ぶか。」(うさこたんを小脇に抱き抱えながら)
伊藤「そうしましょう! 誰呼びます!?」
久坂「あ、待った。松陰先生からメールだ。」
高杉「何っ!? 見せろっ!!」
伊藤「なんで俺たちじゃなくて久坂さんに…!?」


地味に続く。



inserted by FC2 system